現役二輪エンジニアが語るバイクの購入方法別メリット・デミリット
2016/09/11
皆さんこんにちは、二輪エンジニアのたっき~です。
バイクの購入については、バイクショップで購入するのが当たり前でしたが、現在はインターネットなどで探したり、いろいろな方法でバイクを購入する方の割合も増えています。
今回は、バイクの購入方法別に、そのメリット&デメリットを考えてみたいと思います。
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バイクショップ
まずバイクショップでの購入ですが、メリットはやはり専門店ならではの新車・中古バイク共に、品質・整備・役所関係への登録手続きがなされた車両を安心して購入できる点です。
また購入後のメンテナンスやトラブル発生も購入店なら、気兼ねなくいろいろ相談しつつ対応してもらえますから安心ですね。
あと、現在はメーカーが積極的にリコールを発表しています。これも販売店での購入なら積極的にリーコール対応してもらえます。
しかし、購入店以外でも対応しているお店も有りますが、販売車両以外は受け付けを嫌がる店もあると聞きます。
デミリット、やはり他の購入方法に比べて高めになります。
ただしそれは、店舗を構えての安定した営業体制の維持、在庫の確保、エンジニア・店員の雇用などがあっての行き届いたサービスの提供、安全・安心の確保となりますので、それは致し方ないと思います。
ネットオークション
最近、特に増えているのがネットオークション等での購入でしょう。
メリットとして一番大きいのは車両の多さでしょう。
通常の販売店ではとても太刀打ち出来ない数多くのジャンルとコンデションの車両が、一堂に集められているので、じっくりと自分が欲しい車両を探すことができます。
また、オークションの場合タイミングが合えば信じられないくらい格安での落札もありえます。
また、販売店では販売後のトラブル防止等で販売しないような旧車や珍車も、オークションなら見つかる事もあります。
デメリットとしては、やはり実物を見て確認することが基本出来ないところです。
ネット上での売買ですので、バイクの画像と紹介文のみで車両のコンデションを見極めることが必要となります。
外観などについては、写真が事細かに掲載されていれば、ある程度はチェックできるでしょうが、バイクの場合重要なのは、エンジンやメカニカルな装置の動作状態です。
プロのバイヤーが中古バイクを仕入れる際には、現車のエンジンを掛けて異音がしないか?シフトチェンジやハンドル操作はスムーズに行えるか?などと言った点もチェックします。
そのようなチェックができない状況での落札、また最近ではノークレーム&ノーリターンとして記載されている車両まである状況です。
バイクの場合、物が大きいので送料も遠方からの輸送となると高額なります。このようなリスクやコストを覚悟しておかねばなりません。
また、購入後のメンテナンス・修理ですが、販売店の中にはオークション等で購入したバイクの修理は断るお店もありますので、ある程度は自分でメンテナンスが出来る方か、近所の店で受け付けてもらえるかを確認してからの行われた方が良いと思います。
さらにデミリットとして追加する点として、売り主からの廃車証明書の入手、自賠責保険の確認、そしてご自身の地元での車両の登録の手続きなどが必要になります。
リサイクルショップなど
最近、よく見かけるリサイクルショップ店頭での中古バイクですが、かなり格安で出ています。
覗いてみると、年式的にかなり古い車両が多く、2ストロークの原付車などが多いですね。
ナンバー登録等の各種手続きは自分で行うことが必要ですが、現車も見られますし運が良ければ格安で程度が良いのが見つかるかもしれません。
しかし、プロのエンジニアによる点検・整備等がされているのか?という点には疑問を感じるところです。
また、購入後のメンテナンスは自分で行うことが前提ですね。
ネットでの個人売買
こちらもある程度自分でメンテナンスや車両の見極めができる方が前提での購入方法ですね。
ほとんどの場合、ノンクレームだと思いますので車両の状態をよく確認しないと後々お金がかかる場合があります。
まあ、走行距離が少ない高年式の車両で無事故(これを見極めるのがまた難しいのですが・・)ならかなりお得な購入が可能かと思います。
デミリットとして追加する点として、売り主からの廃車証明書の入手、自賠責保険の確認、そしてご自身の地元での車両の登録の手続きなどが必要になります。
まとめ
さて、このように現在は、いろいろな購入方法がありますが、初めてバイクを購入するならなるべく専門店等での購入を検討するのが一番だと思います。
バイクについての色んなアドバイスも聞けますし、やはり最初のバイクでのトラブルは少ないほうが良いですよね。
ある程度経験し、程度を見極める事も出来るようになってからオークションや個人売買等でお気に入りの一台を見つけたりする方が余計なトラブルも防げると思います。
たっき~でした。また来週!