リコールについて
現在、バイクメーカーは、リコール問題にとても敏感で毎月の様にリコールのレポートが出ています。
皆さんはバイクのリコールと聞くと悪いイメージに思うかもしれませんね。
確かにリコールはバイクの不具合を修繕する為の処置ですが、正直なところ、車両全部に不具合が発生するのでは無く、不具合の発生を未然に防ぐ為の予防処置と思われるリコールや、数台の不具合車両の特定が出来無いため、その期間に製造された全車両をリコール処置にしている事例が、けっこう見受けられます。
昔と違って不具合を放置しているとメーカーにとって大変な事態になるので、真剣な対応をしているんですね。(自動車メーカーでは、昨今、日本のみならず色々悪い事例が報道されましたね)
皆さんは、自分のバイクでリコールが発表された場合、すぐにお店に持ち込んでいますか?
『今不具合が出てないし・・そんな暇ないし・・・・今度でいいや・・・』等でリコールの処置を受けていないユーザーさんが少なからずいらっしゃいます。
まあ、使用上不具合が無いならそう思うのも仕方がありませんが、リコールの中には迅速に処置を行わないと危険なリコールも有ります。
今回は、以前リコール処置を行った現場での話です。
『ブレーキを掛けるとフワフワする・・』
お客様からのご相談はブレーキ関係でブレーキレバーを引くとフワフワ戻るとの事で確認して見ると確かにフカフカしている(笑)
ブレーキシュー(ドラムブレーキなので)の偏摩耗かケーブルが切れかけているかな・・
けど走行距離はまだ1,000km少々なのでそれも考えにくい一応、預かり修理と言うことでリヤホイールをバラシてみると・・・
Σ(・□・;)
なんと、ブレーキシューが剥がれている
古くて腐食等で剥がれた車両は見たことありますが、
まだまた新しいのに・・・
剥がれた部分をよく見てみると接着剤が明らかに少ない
これが原因かー
純正部品でありえないでしょう・・
で、一応リコール情報を検索すると該当内容がリコールで対象車両でした。
すぐに、前後共対策部品に交換しましたけど正直、ブレーキ関係の不具合は命に関わるので怖いですね。
リコール等の連絡が来たら面倒でも一度販売店へ、早めの連絡&来店をお勧めします。
安全・安心なバイクライフをおくるためにも!